お詫び申しあげます。
本日、『Breath Less』の上映につき、上映時刻までにフィルムが届かず、上映できない事態となりました。
横川シネマでは、急遽ビデオ上映に切り替えるとともに、それを観ても観なくても入場料金をお返しする対応をとりました。
来ていただいたお客様お一人お一人に深くお詫び申しあげます。
すみませんでした。
配給のアルゴピクチャーズに問いただしたところ、「本日の午前中必着」でフィルムを、昨日、発送したとのこと。それが届かなかったらしい。
以下は個人的意見だが、せめて「前日着」で送ってほしかった。でないと映画館では事前にフィルムの状態をチェックすることもテスト上映してみることもできない。
宅配便は伝票番号から荷物の動向をパソコンでチェックできる。発送した旨とともに伝票番号を相手方に知らせておけば、受け取る方でもチェックできる。不測の事態に備えて、そうした配慮もほしかった。
今日横川シネマに足を運んでくださった方々、ほんとうにごめんなさい。
わざわざ遠方からいらしてくださった方もいるのではないかと心を痛めています。
明日よりは支障なく上映されます。
図々しいお願いではありますが、できましたら、また、足を運んでやってください。
ああ、やっぱり、無理をしてでも広島に行くべきだった。
そうしたらお一人お一人直接お顔を見て謝ることができたのに。
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コメント
災難でしたね。
でも、こんな綱渡り的なことが今もあると知って驚きました。
昔は、映画館から映画館へフィルムを自転車に積んで走ったなんて話を聞いたことがありますが。
アルゴがこういうことに慣れていないのかなぁ…。
ともあれ、今日からの上映の成功をいのります。
投稿: なななかば | 2006年8月 6日 (日) 09時52分
こんなことがあるのかと、ただただ驚くばかりですが、たしかフィルムが一本しかなかったんですよね。それにしても、東京から広島は遠いし宅配便の時間指定はあてにならないことも多いので、やはり送る側のツメが甘いとしかいいようがありません。
でも、めげずにいきましょう。
投稿: かと | 2006年8月 6日 (日) 10時56分
○なななかばさん、どうも。
ぼく自身は手も足も出せないことなので気をもむばかりだったのですが、土曜日の午後の時間を割いて観に来てくださった方々のことを思うと生きた心地がしませんでした。
この際だから、みなさんに映画雑学をちょっとだけ披露します。
なななかばさんが「昔は、映画館から映画館へフィルムを自転車に積んで走った」とおっしゃっていることについてお話しします。
映画1作品のフィルムというのは4~6巻程度に切り分けられています。1巻の長さはおおよそ20分(上映時間)前後です。
それを2台の映写機で交互に上映するんですね。映画を観ているとスクリーンの右上の隅っこに白い丸印が点滅することがありますね。あれは映写機を切り替える(つまり巻が代わる)タイミングなのです。
巻に別れているということは1巻目が終わったとき、それだけを別の映画館に持って行って上映をはじめることができるわけです。運び係はすぐに元の映画館に戻って上映の終わった2巻目をまた運ぶ。それを巻の数だけ繰り返せば、1組のフィルムで2館の映画館が上映できるんですね。
映画が盛んだったころはそういうこともやられていたそうです。ぼくの友人で運び係をアルバイトでやっていた男がいました。北海道だったので雪道を自転車で走るのがたいへんだったと言っておりました。
しかしいまの映画館は全巻を1本につないで上映しているところが多いのではないかと思います。たいへんな重さになるし長さもすごいから、しかもそれがスムーズに流れなければならない(ひっかかるとフィルムはすぐに切れる)から、巨大な円盤状のリールにフィルムを巻いて映写機に送り込むようになっています。
近い将来は、映像をデジタルデータ化して各映画館に配信し、映画館はそれをハードディスクに受け取って上映するようになるのでしょうね。
映画館に詳しい方、上記の説明に不正確なところがありましたら訂正をお願いしますね。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月 6日 (日) 11時15分
○かとさん、どうもありがとう。
じつは昔からの友人が数人連れだって観に行ってくれていまして、アルトサックスの小川高生さんのファンの方がやはり観にいらしてて、その方々の感想を携帯メールで読みました。
横川シネマさんの大英断で、ビデオで上映していただいたのがたいへん良かったと思い、感謝しています。
「もう1度映画館に行って観るよ」「今夜も宣伝しとくよ」と友人からのメールにあって、昨夜ぼくは泣きました。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月 6日 (日) 11時40分
フィルムが時間までに届かないことあるんですね。ちょっと考えらない話ですよね。
我が家に今日宅急便が届きました。午前中の配達を希望していたところ、届いたのは11時50分でした。何とか時間内でしたので文句はないのですが、もしこれが午後使うものだったらヤキモキしたことでしょう。必要な時間が決まっているものだったら余裕をもって用意したいですよね。
友達はいいものですね。不測の事態があったことは残念でしたが、人の優しさや思いやりに触れることができたのは素敵なことでしたね。監督さんのお人柄の賜物でしょう。
広島での上映で一人でも多くの人に観ていただけるといいですね。
投稿: さくら | 2006年8月 6日 (日) 16時45分
昨日、横川シネマに行ってきました。
上映時間になってもなかなか始まらないので変だな~とは思っていたのですが、フィルムが届いていなかったと知り、正直びっくりしました。
実は私は運輸業界で働いているんですが、東京から発送した場合、トラック便だと中一日は見てもらうように(この場合だ日曜日になりますが)いつもお客様には説明してます。航空便でも午前中って難しいと思います。
でも、横川シネマさんの機転で映画を拝見することができてすごく感謝してます。本当にありがとうございました。
投稿: ぽん | 2006年8月 6日 (日) 18時48分
○さくらさん、ありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
地方上映の最初でつまずきましたが、もう二度とこのようなことは起こらないと思います。
広島はもちろん、ほかの地域でも多くの方にご覧いただきたい。そう願ってやみません。その思いがいっそう強くなりました。
○ぽんさん、
もしかしたらあなたがいらしていたのではないかと気に病んでいました。
ご迷惑かけましたね。ごめんなさい。
ビデオでの上映はけして本来の画質、音質は望めませんが、しかし、横川シネマさんのご英断をとてもありがたく思っております。
とにかく観ていただいて良かった。
ありがとうございました。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月 7日 (月) 06時00分
ちょっと、柔らかい話題で…。
きょう、一家で(と言っても妻と娘と三人ですが)阿佐ヶ谷に行って来ました。
なぜかというと、パール街は5日から9日まで七夕祭だからです。土日は混雑しすぎると思って今日にしたのですが、月曜日だというのに賑やかな人出でした。
お好み焼きや、焼おにぎりや、黒酢入りのから揚げなど、いろんな出店がいっぱい。アーケードの天井から下がっている大きな七夕飾りにまじって、お店ごとに腕を振るった飾りが下がっていて、それには金賞とか努力賞とか大きな札がついていて、熱気むんむんでした。
人ごみの中を、ああ、ここで撮影していたんだなと、改めて寿さん好みの一隅を思いやりながら歩いて来ました。そして、この時期に撮影できたらまた違った味の映像になったかも、とか思ったのでした。
せっかくのジャズのU珈琲店は、そんな音楽なんか聴いている人はなく、子供の喧騒にかき消されていましたが、ぼくは予定通り「黒糖ミルク珈琲」をのんだのでした。(「カフェ・メルカード」から三軒ではなく6軒くらい駅寄りでした)
最後に、おいしそうな餃子があったので、肉餃子と紫蘇餃子とニラ餃子の三種を買って帰りました。
寿さん、阿佐ヶ谷に行くなら、ぜひ9日までに。。
投稿: なななかば | 2006年8月 7日 (月) 23時32分
渡辺監督、今回は災難でしたね。こんな事もあるんだと正直ビックリしています。
でも、でも、何も凹む事無いですよ♪
私なんか、たとえ上映時間が遅れようとキャンセルになろうと全然平気です。次の日また足を運びます。監督のファンだったら皆そう思ってますよ。
うちの主人なんか「おお、ある意味『ブレス・レス』という作品が皆の記憶に残って逆に良かったんじゃないか!アクシデントも逆手に取る!」と言ってました。あはっ。
なので、どうか沈まないで元気を出して下さいネ。
次回作、楽しみにしています。また、主人と観に行きます。
フレー、フレー、監督!
頑張れ、頑張れ、監督!!
投稿: ぽんた | 2006年8月 8日 (火) 14時04分
○なななかばさん、阿佐ヶ谷の七夕祭りには何度も行きました。
アーケードの天井から吊された七夕飾りの迫力はすごいですね。それに人の多さ。通路が人で埋まってしまいます。
この迫力をどう撮ろうかと考えてアーケードを見上げたら、天井付近に狭い足場があって、そこにキャメラを据えたらいい絵が撮れるに違いないと思いました。ところが許可がいただけず、たいへん残念な思いをしました。
以来、パールセンターを歩くたびにアーケードを見上げてしまいます。あそこにキャメラが置けたらきっといい絵が撮れるんだけどなあ……。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月 8日 (火) 14時18分
○ぽんたさん、どうもありがとう!
そう! ご主人のおっしゃるとおりです。逆境、苦境は必ずしも悪いこととは限らない!
ご迷惑をかけた皆様にはたいへん申しわけなく思っております。
しかしぼく自身はへこんでおりません。
どうかご安心くださいね。
またがんばります!
感謝。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月 8日 (火) 14時29分
広島での上映初日大変だったみたいですね。でも横川シネマさんの機転で来ていただいたお客様にビデオでも「ブレス・レス」観ていただく事ができて良かったと思います。
私は以前コンビニで働いていた事があって宅急便の取り扱いもしたことがあるのですが、ゴルフバックやスキー板など必ずプレー日には届いていなければいけない荷物は、プレー日の前日までには届くように出していただくのが原則になっていたので、それを考えるとやはり、ギリギリで荷物を出されるより余裕をみて出されるほうが良かったのではないかと思います。午前中指定は朝一番で広島に着くトラックが途中でなにかあったら即遅れが出てしまうって事なもんで・・・。
でも監督これにめげずに「ブレス・レス」の公開全国で待っているファンの為に、これからも頑張ってくださいね。そして新しい作品が会心の作になりますように!
投稿: 紫苑 | 2006年8月 9日 (水) 09時08分
○紫苑さん、久しぶりです。
励ましのお言葉、ありがとうございます。
お互い、がんばりましょうね。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月10日 (木) 09時08分
渡辺監督、ご無沙汰しております。
私は、この映画が大好きで、ポレポレでは3度観させていただきました。
上映期間中は、沢山お話をさせていただき、大変うれしく思っております。
5日は非常事態だったと知り、驚きました。
お気を落とされずに、また監督の素敵な笑顔を皆さんに振りまいてください。
それから、初めて阿佐ヶ谷の七夕祭りに私も行きました。ここで撮影されたんやな~って興奮してしまいました。(祭りなので、あのシーンと違ってにすごくぎやかでしたが・・)
それから、私は映画を観てから変わったと思います。前より積極的に他者と話をするようになりました。意識的に話をしようとしています。
映画を観て本当によかったと思っています。
監督はじめスタッフの皆様に感謝したいです。
ありがとうございます。
投稿: 直美 | 2006年8月13日 (日) 22時52分
○直美さん、どうもありがとうございます。
おかげでとても元気が出てきました。感謝。
唐突ですが、思い出したので書きます。
作家の伊集院静さんがインタビューに答えられているものです。
「これまで、私に限らず、どの小説家も『小説のなかに真実を見つけられるか否か』という問題で苦闘してきたと思うんですよ。『自分』というものを何かに置き換えて真実を表現していくんだけれども、その『自分』だけのためには小説を書かない、という姿勢が私の場合、基本になっています。自分だけのための何かを求めて書くのなら、小説というのはあまり意味のないものになってしまうでしょう。読者でも家族でもいい、ともかく、自分以外の誰かに豊かになってほしいと思って書いています。
(中略)
他者というのは不透明な存在ですが、私はいつも、他者に対する信頼性をよりどころとしているというか、自分のなかの、混沌とした悲しみのようなものが他者のなかにもあるということを信じて書いている、ということですね」
このなかの「小説」を「映画」と置き換えて、ぼくの目指すものとしたいのですが、まだまだ人間ができていないというか、能力が足りないというか、ぼくなどが発言すると傲慢に響いてしまいそうです。
投稿: 渡辺寿 | 2006年8月14日 (月) 11時46分