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2006年7月14日 (金)

ご無沙汰しました!

 長い間ご無沙汰してしまいました。すみません。
 いつものことなのですが、脚本にとりかかると神経質になって、気分が落ち込んで、引きこもりになってしまいます。
 91、2年ごろ「バートンフィンク」という映画があって、ニューヨークの劇作家がハリウッドに呼ばれて、安ホテルに閉じ込められてB級プロレス映画の脚本を書かされる話でした。もちろんデフォルメはあるけれど、気分は大いに同感するものがありました。
 しかし、そうなるのも資料を読んだり、構想を練ったりしているときで、書き始めると逆に躁状態になります。
 とにかく出かけたくて人に会いたくなって、それをひたすら抑えながら机にかじりついてキーボードを叩きつづけるのです。部屋中を歩き回ったり、頻繁に歯磨きしたりしながら。
 いずれにしても人にお見せできる状態ではないので、早いとこ書き上げて社会復帰せねばと思っているところです。

 きょうは、とびをさんのコメントを紹介します。
 4月下旬に分室「立ち話」へ、「Breath Less」を学園祭で上映したいとコメントをいただいたのですが、それが実現へ向かって一歩一歩進んでいるとのお知らせをいただきました。多くの方に読んでいただきたいので、お許しをいただいてここに掲載します。

○とびをさんのコメント

ご無沙汰しております。とびをです。

学園祭での上映会、実現しそうです。
密かに「Breath Less」上映史上(?)、一番大きなホールで
の上映を目論んでいたのですが、それは叶いそうにありません。
しかも、覚悟はしてましたが「補助金は一切なし」と言うことに
なりました。

現段階では視聴覚ホール(定員200名)での上映が濃厚です。
35mmフィルムにこだわりたいと思っていますので、アルゴ・
ピクチャーズさんや伊藤(プロデューサー・渡辺加筆)さんにい
ろいろご相談させて頂くことになると思います。

こちらを御覧の皆様にも御協力(宣伝&来場)、お願いします。
学園祭は
11月11日(土) 12日(日)
場所は東京です。(地方在住の方、ゴメンなさい)

まだ「決定」はしていないので、詳細は発表できませんが…
よろしくお願いします!!

 ……
 以上です。
 楽しみだなあ。がんばって脚本を書こう!

 若山牧水を読んでいると、死を思うほどの苦悩の中でも多くの歌を詠んでいることに気がつきます。このブログに書きたいことはまだまだたくさんあるので、脚本で七転八倒していても更新するぞォー!

  海底(うなぞこ)に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり  牧水

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コメント

日々、お疲れ様です**m(__)m
脚本作り大変ですね...。
暑い日も続くので、お体には気をつけて下さい☆
私が協力できることがあったら、いつでも言って下さいナ(*^^*)w
とりあえず、今は陰ながら応援しております☆
私も牧水さんの歌を心に「日々精進」です!!

投稿: あずぁず | 2006年7月15日 (土) 15時16分

 あずぁずさん、どうもありがとうございます。
 頭の中に物語がほぼできあがって、しかし脚本を書き出すまえに、資料本をあと3、4冊読まなきゃならないという段階です。
 早く書き出した方が気分的には楽になれるのですが、登場人物達がもう少し勝手に動き出すようになるまで、頭の中で物語を煮詰めようと思っているところです。

投稿: 渡辺寿 | 2006年7月16日 (日) 11時35分

監督!お久しぶりです!
11月11日(土)・12日(日)は
今から手帳に書いて空けておきます!
近いといいな!

お仕事のペースがご自分のペースで
進んでいける様に心から応援しています。

大阪には行けませんが、友達に様子を
聞けますので楽しみにしてます!

  ☆(^!^)☆

投稿: メイママ | 2006年7月16日 (日) 21時50分

 メイママさん、ご無沙汰しました。
 11月にはぜひお会いしましょうね。
 楽しみにしています。

投稿: 渡辺寿 | 2006年7月17日 (月) 18時18分

渡辺監督。お久しぶりです。
以前「ブレス・レス」のトークショーの時に本田さんに花束を贈った者です・・と言ったら分かって貰えるかどうか・・もう大分前の事なので覚えてらっしゃらないかも・・。
今、新たな新作の執筆中なんですね。どんな映画になるか今から楽しみです。
「ブレス・レス」も、とっても面白かったので今から期待が膨らみます。ワクワク・・。
本田さん目当てで観に行った「ブレス・レス」・・でも、物語の内容にドンドン引き込まれて行って今では監督の大ファンです。
新作が出来たら絶対観に行きますよ♪
それではお身体に気をつけて、あまり根を詰めないように(笑)頑張って下さいネ。

投稿: ぽんた | 2006年7月18日 (火) 11時25分

かとです。
ご無事でなによりでした。

コーエン兄弟の映画はつい観てしまうファンです。
「バートン・フィンク」は、ずっと昔に観たのに、あの不快なホテルの暑さや騒音が感触としてよみがえるのだから、映像としてすごいですよ。

ジョン・タトゥーロのエキセントリックぶりもさることながら、精神的に追いつめられると、神経がとぎすまされてあーいう光景に周囲が見えるのかなーなんて思います。
本人は真剣でしょうが、すこし滑稽だったりして・・・

もうひとつ疑問なところで
牧水の「 眼の無き魚 」は美貌の人妻小枝子をさしているのでしょうが、これは牧水の歌を理解することのない人とか、もはや気持ちの届かない場所にいってしまった距離感とか、そんなものを表しているのでしょうかねー。

投稿: かと | 2006年7月18日 (火) 16時55分

○ぽんたさん、どうもありがとうございます。
 勿論、覚えていますよ。
 次にどんな映画を撮ろうとしているのか、いま取りかかっている脚本はどんな話か、まだお話しできる段階ではないのが残念です。
 しかし必ずお知らせできる日が来ます。このブログでは、公開できることはなんでも話そうと心に決めておりますので、楽しみに待っていてくださいね。

○かとさん、どうにか辛うじて生きておりますよ。
 脚本を書くことは登場人物たちと同じ体験をすることに等しいので、この一月あまりはずっと罪を犯した男の気分です。これからは被害者について考えます。
 辛くて苦しいことをいっぱい背負い込んで、のたうちまわって、考えて、抜け出して、軽~いノリの映画にしたいと思っているところです(こんなことしてるからやたらと時間がかかるんだよね)。

「眼の無き魚」が小枝子、というのは面白い解釈ですねえ。びっくりしました。
 尊敬する歌人・伊藤一彦氏は「過去と絶縁したいと思いながら、そうできない自分はもうすべてに対し目をつむっていたいという歌である」とおっしゃっています。
 小枝子と別れなければならないと思いながら別れられない。心に染みこんでくる猜疑、嫉妬、執着。その醜さに牧水は自分がほとほと嫌になっていたのかもしれませんね。
 しかし、それにしてはある種のさわやかさを持った歌だと思いませんか。このあたりが牧水のすごいところです。伊藤氏もこうおっしゃっています。
「絶望的ないのちの表出にしてなお一首がさわやかなほどの感傷性を帯びていることがいかにも牧水らしい」

 以上、伊藤一彦著『あくがれゆく牧水』(鉱脈社刊)より引用させていただきました。

投稿: 渡辺寿 | 2006年7月19日 (水) 12時44分

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